人気の絵本通販Top >  世界の名作 >  あめふらし (絵本グリムの森)

あめふらし (絵本グリムの森)

あめふらし (絵本グリムの森)
出久根 育
あめふらし (絵本グリムの森)
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 76948位
おすすめ度:
発売日: 2001-11
発売元: パロル舎
発送可能時期: 通常3?5週間以内に発送

絵がすばらしい。故に...
他の皆様も書かれていらっしゃるように、絵は本当に素晴らしい。
けれども本自体のデザイン、装丁、写植の選定、が絵の素晴らしさを半減させているような
気がしてならない。
シリーズで出版されている中の1冊ですから、ある程度は仕方が無いのかもしれませんが、
私はこの本の表紙の装丁が大嫌いです。
版を重ねる前に、もっと美術書としての価値を上げるような作りに、替えていただきたいものです。

翻訳は前出の方はお好みのようですが、私はところどころ日本語の誤りがあるように思えて
読んでいて非常に気になります。

子供はもちろん、大人が読みたい芸術的な絵本
この絵本の原画は、「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」に、グランプリ受賞作として展示されていました。幻想的で、妖気的で、しかしロマンチックで懐かしい、芸術作品です。じっと見れば見るほど、謎解きの楽しみもあるのです。展覧会を見たあとで、私はこの本をすぐに購入しました。子供の頃、この絵本に会っていれば、きっといつまでも記憶に残っていただろう、と思います。すばらしいのは絵だけではありません。グリム童話の不思議な世界に読者をすーっと連れて行く、味のあるテキストです。周囲のもの何にでも疑問を抱いた、子供の頃の好奇心や、切ない気持ちを思い出させる、本当にすばらしい絵本です。

メルヘンの真髄を描いた素晴らしい絵本
 出だしにいきなり残酷な言葉があったり、絵がかわいくないと感じたりして、世の若いおかあさん方は「こどもに見せれない《ら抜き表現》」などと感じるかもしれない。しかしメルヘンやファンタジーというものは、あまくて楽しい夢物語のことばかりをいうのではない。けっこう怖いものなのだ。このグリム童話にしろペローにしろ、世間の不条理や権力の残酷さを描いたものが多い。理性的解釈を拒否するような物語もある。現代日本の一般的感覚には合わないのかも知れないけれど…。
 この本の原画はヨーロッパでグランプリを受賞(第19回「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」にて)している。出久根さんの描く世界はドイツとか英国とかポーランドとか、ヨーロッパ北半分の文化に共通する「幻想」の世界だと言えるだろう。大胆なデフォルメによる現実離れしたかたち、あざやかさと微妙さをそなえた色調。そして、それこそ夢のようなあり得ない情景と浮遊感。おそらく大きな共感をもって受け入れられたのだろう。
 こども向きかどうかはさておき、メルヘン(ドイツ語で「メルヒェン」と言ったほうがいいか)の真髄に触れる素晴らしい絵本であることは間違いない。ストーリーも単純ながら面白い(ここに書くわけにいかないが)。グリムにこんな話があったとは知らなかった。



関連エントリー

人気の絵本通販Top >  世界の名作 >  あめふらし (絵本グリムの森)